従来、学校や自動車の教習場等の講義の出席確認等は、名前を呼んだり、
出席カード等に記入させたりして行われていました。
しかし、名前を呼んでいると時間がかかります。
少人数ならそれでもいいかも知れませんが、大人数だと出席確認に時間をとられ、
肝心の講義の時間が短くなってしまいました。
また、出席カードの場合でも、学生から集めたカードを基に出席表に記入したり、
パソコンに入力したり、手間がかかりました。
では出席確認等をもう少し効率化出来ないでしょうか?
また、過去の履修の記録を直ぐに確認出来るように出来ないでしょうか?
実は可能です。
ICカードの受講証があれば、出席や受講、履修の記録を簡単に
管理出来るようになります。
ICカードの受講証の事例として、広島県の一番社団法人の
「教育ネットワーク中国」があります。
教育ネットワーク中国の「ひろしまカレッジ」では、ICカードの受講証が採用され、
ICチップに受講履歴、出欠記録、講座修了が記録されるようになっています。
受講者はパソコンから自分の受講履歴が確認できます。
2000年代前半に愛知県にある星城大学はICカードの受講証(学生証)を
導入しました。
しかし、次のようなことが起こりました。
・一人で複数枚のカードを端末にかざす
・講義の開始時と終了時とにのみ教室に来る
これを受け、同大学は教室にいるか時系列で確認できる認証システムを
導入しました。