2006年度に施行された"個人情報保護法"により、更に
セキュリティ性の高いカードが求められるようになりました。
中でも特に需要が拡大しつつあるのが、非接触ICカードです。
従来の磁気カードに比べて、格段に高いセキュリティ性・簡便性・
メンテナンス面の手軽さ・優れた対環境性を誇ります。
主な機能は2つ。
●認証機能
IDカード本来の機能と同様です。
入退室管理システムや勤怠管理システム、PCログイン、また、
交通機関における乗降時の認証などが代表的です。
最近ではICカード内に指紋データやサインデータを格納することで、
セキュリティ効果を高めています。
●決済機能
電子決済機能を持ち、ICカードがお金として利用できます。
法令等により平成26年7月1日から、国際埠頭施設の
立入制限区域への入構には、"本人・所属・目的"の
3点確認の完全実施が義務付けられます。
PSカードは港湾の保安強化と物流の効率化を両立させる目的で
発行されるものです。
カードの提示により、入構の際の上記3点確認がスムーズになります。
発行の対象は出入管理情報システムを導入する5港
(横浜港、神戸港、名古屋港、神戸港、北九州港、博多港)を
利用するトラックドライバーおよび港湾運送業者です。
これに伴い、港湾関連事業者に対しても、セキュリティカードの
導入が進められています。