IDカードとは身分証明書のことです。
ICカードがIDカードとして使われる場合もあります。
ICカード(integrated circuit card)とは、情報(データ)の記録や演算をするために
集積回路 (IC) を組み込んだカードのことです。
ICカードの例としては、JR東日本のスイカ等があります。
日本では1980年代の後半には社員カードとしてICカードが採用されました。
現在では大学の学生証やビル入館許可証にも、ICカードは使われています。
ところで、近年、サイバー犯罪が増加し続けています。
警察庁が2010年3月に発表したサイバー犯罪の検挙状況によれば、2009年中のサイバー犯罪の
検挙件数は6690件でした。
過去5年間で約2倍に増加しました。
中でも他人のID・パスワードを不正に利用する識別符号窃用型犯罪は2529件となりました。
現在の企業は情報セキュリティ対策に取り組んでいます。
その中でも最も基本的かつ重要なセキュリティ問題としても、ID/パスワードによる
個人認証の問題があります。
ID/パスワードのセキュリティ問題とは、他人のID/パスワードを悪用してその人に
なりすまして、不正にアクセスしたり、情報を漏えいさせるものです。
ID/パスワード自体が悪用されてしまうと、どれほど優れた暗号化製品も意味を
失ってしまいます。
このようにIDと本人が一致しない場合も起こりえるのです。
ここから二重認証等の対策が講じられています。